ごじょクルは、大切なご家族を守るために、冠婚葬祭の積立やセレモニーのご準備をお手伝いをいたします。
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第133話~第135話 いよいよ赤ちゃんが誕生!
★第133話「いよいよ赤ちゃんが誕生!」
福岡から長女の夫・カズオが駆けつけ、お母さんに代わって長女のマッサージをしています。
お母さん「間隔がだいぶ短くなってきたから、そろそろかしらね」
「うん…」と痛みを必死に堪えている長女。「みんなで待ってるから、頑張れ!」とお父さんが声を掛けると、少し笑顔を見せ、助産師さんに連れられて分娩室に移動しました。
お母さんとおばあちゃんはお茶を飲みながら一息つき、「男の子と女の子、どちらかしら」「きっと女の子ね」などと話しています。お父さんとおじいちゃんは、終始そわそわ。
やがて―、分娩室に赤ちゃんの元気な産声が響きました。長女は安堵の笑みと涙を浮かべ、出産に立ち会っていたカズオは号泣しています。
知らせを受けたお母さんたちもみんな笑顔。お父さんはやはり泣いてしまい、おじいちゃんが何度も「よかったな! うんうん」と声を掛けています。
こうして互助家に、かわいらしい女の子が誕生しました。(つづく)
★第134話「互助家で奇妙な同居生活が始まる」
長女は出産後、6日で退院。「幸子」と命名された赤ちゃんを連れて互助家に戻ってきました。
それから1週間後―。リビングでお父さんが不機嫌な顔をしてお母さんにぼやいています。「カズオくんは働かなくて大丈夫なのか? 子供が生まれて、これからお金がかかるっていうのに」
お母さん「もう、何回同じことを言わせるの(笑)。育休をとってるんだから大丈夫なんでしょ」
そう、カズオは長女と一緒に赤ちゃんの世話をすると言い出し、会社に育休を申請。長女が実家にいる間、同居することになったのです。
お父さん「育休ねぇ…(やれやれ)」
お母さん「育休って、今は珍しいことでもないのよ。それに有り難いじゃないの、育児に積極的になってくれて。3人が福岡に戻ってからも安心だわ」
お父さん「むむ…! これはボヤボヤしていられんぞ」
お父さんのスイッチがONになってしまったようです。(つづく)
★第135話「赤ちゃんをめぐって壮絶バトル!?」
育休を取って互助家で暮らし始めた長女の夫・カズオに、妙なライバル意識をもってしまったお父さん。以降、お父さんとカズオの小競り合いが頻発しています。
ある夜、すやすやと眠っている幸子にお父さんが話しかけていると―。
お父さん「さっちゃん、よく寝てるなぁ。お風呂がよっぽど気持ちよかったのかな? 明日もおじいちゃんが入れてあげるからね~」
カズオ「お義父さん、明日は僕が幸子をお風呂に入れる番ですよ」
お父さん「! 休みの日は私が入れるっていう約束じゃないか」
カズオ「ええ、だから土日はお義父さんにお願いして、明日は月曜です。僕の番です」
「明日は月曜だが祝日だ。休みだ。私の番だ。ハハハハー!」と勝ち誇って笑うお父さん。カズオは「し、しまった…!」と悔しさをにじませた顔でうなだれています。
あまりに大人げない、大人2人を見かけた次男は「またか…」と呆れてしまっています。(つづく)