ごじょクルは、大切なご家族を守るために、冠婚葬祭の積立やセレモニーのご準備をお手伝いをいたします。
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第34話~第36話 おじいちゃん、互助会に関心をもつ
★第34話「おじいちゃんと、北山さんの奥さん」
北山さんの奥さんに声をかけられたおじいちゃん。言葉を交わすのは実に久しぶりのこと。奥さんは目に寂しさを宿しながらも、やさしく穏やかな笑みを浮かべ、落ち着いて見えます。
おじいちゃんは奥さんにお礼を言いました。
「北山くんの人柄が表れたすばらしい葬儀で、きちんとお別れできてよかった。ありがとうございます。ギターの音色もつくねも懐かしくてね…、すっかり忘れていた昔のことを思い出したりもして。北山くんが亡くなってとても寂しいのに、温かい気持ちになりましたよ」
すると奥さんは「私も今、温かい気持ちでいます。主人も喜んでくれているんじゃないかしら…」。(つづく)
★第35話「おじいちゃん、理想の葬儀を知る」
北山さんの奥さんの話によると、音楽葬やつくねの弁当など、すべてホールスタッフのアイデアを元に実現したのだとか。
おじいちゃんは驚き、「葬儀屋さんが、そんなにも力になってくれるとは。すばらしい。心強いですね」。
「心から感謝しています。本当にすばらしい葬儀ができて…。私が言うのもへんですけど、互助さんも『温かい気持ちになれた』とおっしゃってくださったので確信できました。昔から主人によくしてくださって、今日もお越しいただいて、本当にありがとうございます」
おじいちゃんと奥さんは互いに深々とお辞儀をし、にっこりと微笑み合いました。
北山さんの葬儀に参列したおじいちゃんは、自らの理想の葬儀を目の当たりにした気分に。そして、北山さんとの思い出や葬儀を振り返りながら、家路につきました。(つづく)
◆葬祭場支配人インタビュー
http://www.gojyokuru.net/sougi/interview/
★第36話「おじいちゃん、互助会に関心をもつ」
北山さんの葬儀から10日後―。
初七日を無事にすませた奥さんから、おじいちゃんは改めてお礼の電話を受けました。
そこでおじいちゃんは、最近“終活”を始めたことを伝えて「自分の葬儀についてはどうしても想像しづらかったけれど、北山くんの葬儀が私の理想だなと思いましたよ。私の場合、あれほど立派にはできないだろうけれどね。ハハハ」。
奥さんは「まぁ、またそんなことをおっしゃって」と笑いまじりに返しながら、実は北山さんが「互助会」に加入して費用を準備しておいてくれたことを打ち明けました。
「私は最初、反対したんです。葬儀の準備だなんて縁起が悪いからって。でも主人が、いつか必ずくることだから、と加入して」
「互助会、なるほど…」
「はい。今となっては、家族のためにと準備してくれた主人に感謝しています」(つづく)