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第22話~第24話 おじいちゃん、おばあちゃんに完敗!
★第22話「おじいちゃん、おばあちゃんに完敗!」
おじいちゃんの書斎に来たのはおばあちゃんでした。
「どうしました? 難しい顔をして」と声をかけるおばあちゃん。
「エンディングノートの4章、もう書いたかい?」とおじいちゃんが聞くと、おばあちゃんは書き終えたとのこと。1つめの項目は「病名・余命ともに教えてほしい、を選びましたよ」
おじいちゃんは、その理由を尋ねました。
「理由? 自分のことはきちんと知って、残された時間を大切にしたいですしね」
「怖くないのか?」
「誰だっていつかは死ぬんですから。十分生きてきましたし、私がずっと生きている方が怖いじゃないですか。あははは」
おじいちゃんは「やっぱり女は強い!」と心の中でつぶやきました。(つづく)
★第23話「おじいちゃん、第4章を書き上げる」
おじいちゃんは1つめの項目を「病名・余命ともに教えてほしい」を選択。決め手は、おばあちゃんの「家族に嘘をつかせたくないですしね」という言葉でした。
「そうだ。家族に迷惑をかけないために“終活”を始めたんだしな。残りの人生を楽しむためにも、きちんと知ることにしよう」
その後、介護が必要になった際の場所については「自宅を中心とした介護を希望するが、状況によっては施設でもよい」、延命治療については「いっさいの延命治療を希望しない」を選択。
そして、治療・介護費の有無や、過去の病歴などを記入し、4章を書き上げました。
今は健康なおじいちゃんですが、病気や死にきちんと向き合えた気がして、清々しい気分です。(つづく)
★第24話「おじいちゃん、エンディングノートを書き終える」
長女がおじいちゃんの書斎にやってきました。
「おじいちゃん、エンディングノートの調子はどう?」
「だいぶ進んだよ。でも、ここが一番の難関かな~」
おじいちゃんは第5章“我が家の財産”に取りかかり、預貯金、株式、不動産、生命保険等の情報を記入しています。
「おじいちゃん、お金のことは苦手なんだ。おばあちゃんやお母さんに任せきりだったから」
長女「わ~。確かに面倒くさそう。おばあちゃんに相談したら?」
「ほぉ! そうしよう。お互いの財産を把握するいい機会だ」
長女「おばあちゃん、へそくりをすっごい貯めてるかもよ?(笑)」
「え!?」
おばあちゃんに隠し財産があるようなことはなく、おじいちゃんたちは共に第5章をかき上げ、エンディングノートをいったん書き終えました。(つづく)