ごじょクルは、大切なご家族を守るために、冠婚葬祭の積立やセレモニーのご準備をお手伝いをいたします。
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第19話~第21話 おじいちゃん、家族にお墓の相談をする
★第19話「おじいちゃん、家族にお墓の相談をする」
「エンディングノートを書いていて思ったんだが、田舎にあるお墓を移さないか?」
おじいちゃんが、おばあちゃん、お父さん、お母さんにこう問いかけました。
「移すって、どこに?」とお父さん。
「家からそんなに遠くない場所で、これから探そうと思うんだが・・・」とおじいちゃんは答えます。そして、お墓参りのためだけに田舎まで行くことに負担を感じていることを説明しました。
お父さんは「確かに、今はもう田舎に誰も住んでないしなぁ。これからのことを考えても、うん、いいんじゃないか」と言い、おばあちゃん、お母さんも賛成しています。
「じゃあ、どこに移すか、探さないと」とおじいちゃんが言うと、お父さんは「ちょっと待っていて」とリビングを出て行きました。(つづく)
★第20話「おじいちゃん、第3章を書き上げる」
リビングから出て行ったお父さんがノートパソコンを持って戻ってきました。そしてパパッと検索し、お墓の総合サイトを開きます。
「へぇ~、いろいろな条件やこだわりから探せるんですね」とお母さんは感心している様子。そしておばあちゃんに「どんな場所がいいですか?」と問いかけます。
「お花がきれいに咲いているところがいいねぇ。春に桜が咲くとか」とおばあちゃん。
おじいちゃんは「んん!? ペットを一緒に埋葬できるところもあるのか」とびっくり。
4人は話し合っていくつかの墓地から資料を取り寄せ、休日に見学に行くことに。ほどなく新しい墓石を注文し、おじいちゃんとおばあちゃんは第3章を書き上げました。(つづく)
★第21話「おじいちゃん、人生最大の難しい選択!?」
家族の協力もあり、エンディングノートを半分以上書き進めたおじいちゃん。
次は4章“わたしの生老病死”です。
1つめの項目は、ガンなどの命にかかわる病気になったとき、病名や余命を教えてほしいかどうか。
おじいちゃんは書斎にこもって想像してみました。
「ガン、末期ガンになったとして・・・、いっさい知りたくないような気もするし、知らずに突然死んでしまうのも後悔する気がする。病名だけ聞くのもなんだかなぁ。でも私に現実を受け止められるだろうか? 家族に迷惑をかけやしないだろうか?」
難しい顔をして考え込むおじいちゃん。
愛犬が心配そうに見ています。
すると、トントンとドアをノックする音が響きました。(つづく)