第7話~第9話 おばあちゃん、おじいちゃんを尊敬する!?
★第7話「おばあちゃん、おじいちゃんを尊敬する!?」
おばあちゃんに、エンディングノートと遺言の違いについて語ったおじいちゃん。続けて
「もちろん私は遺言も書いておくつもりだ。だけどその前に、自分の資産を整理したり、葬儀のことなんかもきちんと考えてみようと思ってね。そのためにもエンディングノートは役立つんだよ」
おじいちゃんの話にじっと耳を傾けていたおばあちゃんは、いつの間にか尊敬のまなざし!
「よくわかりました。それにしてもおじいちゃんが、こんなにしっかりと人生や家族のことを考えていたなんて!」
「いやいや…」と照れつつ、同窓会で再会した仲間や長男(孫)のサポートがあったことは内緒にしておくおじいちゃんでした。(つづく)
★第8話「おばあちゃん、エンディングノートを書く」
おじいちゃんに誘われて、エンディングノートを書き始めたおばあちゃん。
エンディングノートに書く項目は主に
○自分のこと(自分史)
○資産情報
○家族・親族リスト
○友人・知人リスト
○介護や治療にまつわる要望
○葬儀や墓についての要望
○遺言のこと
○形見分け・寄付について
○大切な人への感謝のメッセージ
など。
おばあちゃんはおじいちゃんに言われた「ちょっとした日記のような感覚で」、少しずつ記入してきました。
そんなある日の午後、おばあちゃんは大好物のおまんじゅうを食べながら、自分の葬儀についてあれこれ想像しています。そこへお母さん(嫁)がお茶を持ってきて…(つづく)
★第9話「おばあちゃんは隠し事が苦手!?」
「お母さん、お茶どうぞ~」
お母さん(嫁)がお茶を持って、おばあちゃんの部屋に入ってきました。おばあちゃんはエンディングノートを前に考え事をしています。テーマは“自分の葬儀”。
「お母さん、何してるんですか?」
「ちょっとお葬式について考えてたのよ、自分のね。あら、お茶をありがとう」
もともと隠し事が苦手なおばあちゃんは、おじいちゃんから誘われて“終活”を始めたことを明かしました。
すると、意外や意外。お母さん(嫁)は“終活”も“エンディングノート”のことも知っていると言います。
「お友達に勧められた映画を観て知ったんですよ」
その映画とは…(つづく)