神奈川県海老名市では2019年5月15日から、窓口サービス課に遺族サポートデスク『よりそい』を開設して、死亡届提出後の複雑かつ多数の行政手続きを一カ所でまとめて案内するサービスを開始します。
全国に拡がることを期待
少し前に「自治体での遺族の手続きを一括で」という記事で、大分県別府市の取り組みを紹介しました。全国の自治体が視察に来ている注目されていた施策です。別府市の「おくやみコーナー」は、手続きをワンストップで行える部署ではなく、コンシュルジュ役の職員が手続きの種類や内容を説明し、関係部署に連れて行ってくれるまたは代わりに職員が手続きをしてくれる、というものでした。海老名市の「よりそい」も同様に、必要となる手続きをチェック表で説明してくれるものですが、事前に予約をすれば予め関係部署と調整をしてくれるため、より円滑なコーディネートが可能になるという優れた施策です。
コンシュルジュ的な役割でのサポートであれば、ハードルは高くないですから取り組みやすいですね。海老名市に続いて、どんどん拡がることを期待しています。
こんなに楽になる
「よりそい」開設前の海老名市ホームページでは、死亡届を提出した後に手続きが必要となる事項が列記されていますが、20項目で担当部署9つになります。これはやはり面倒ですね。15日からは「よりそい」1つで済むことになりますね。このような行政サービスの向上は、既に住んでいる方の利便性が高まることになるのはもちろんですが、暮らしやすいまち、住みやすいまちとして新たな住人の増加にも一役かうかもしれません。