ごじょクルは、大切なご家族を守るために、冠婚葬祭の積立やセレモニーのご準備をお手伝いをいたします。
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第160話~第162話 子供に葬儀の意味を問われたら?
★第160話「子供に葬儀の意味を問われたら?(2)」
互助家の一同が食卓を囲んで、ボランティアの話で盛り上がっています。
お父さん「よっぽど楽しかったようだなぁ」
次男「子供たちもすぐにおじいちゃんたちに打ち解けていて楽しそうだったよ。次はお父さんも来てくれるんでしょ?
お父さん「ああ。休みの日だからな」
お母さん「あなたも絶対に楽しいわ。次の週末が楽しみね!」
ここでおじいちゃんがあの質問を切り出しました。「人が死んだら、お葬式をするのはなんで?」と問われたら、どう答えるのか、と。
次男「なんで、か。当たり前のように思っていたから、改めて考えたことなかったよ」
おじいちゃん「おじいちゃんもそうだ。だけど子供に質問されたら、きちんと答えなきゃならんだろう? だからみんな、改めて考えてみてくれ」
一同は「う~ん」と考え込んでいます。さて、どんな答えが出てくるでしょうか?(つづく)
★第161話「子供に葬儀の意味を問われたら?(3)」
「人が死んだらお葬式をするのはなんで?」という子供の素朴な疑問を解決するべく、頭をひねる互助家の面々。口火を切ったのはお母さんです。
お母さん「やり方や規模は人それぞれだけど、故人を偲んできちんとお別れするためかしら?」
お父さん「きちんとお別れするため、か。なるほどねぇ」
おばあちゃん「そうね、きちんとお別れしたいわね。お葬式という区切りがないと、亡くなった人も死にきれない気がするわ」
お父さん「区切り、か。なるほどねぇ」
次男「お父さん、『なるほどねぇ』ばっかり(笑)」
お父さんは心外といった表情で「それなら、わたしの意見を言おう。きちんとお別れして、区切りをつけるためだ!」。するとすかさず、「お母さんとおばあちゃんのパクリじゃないか!(笑)」とツッコむ次男。食卓が笑いに包まれます。
みんなの意見は参考になりましたが、おじいちゃんはもう一人、相談することにしました。(つづく)
★第162話「おじいちゃん、葬儀の歴史を学ぶ(1)」
翌日、おじいちゃんが書斎から電話をかけています。相手は互助会の営業担当。おじいちゃんは「図々しいお願いですが…」と前置きして事情を話し、子供に葬儀の意味をわかりやすく伝えるためのアドバイスをお願いしました。
営業担当は「図々しいだなんて、とんでもございません! 小さなお子様が葬儀に関心を寄せてくれて、とても嬉しいです」と明るい声で返し、おじいちゃんにこう尋ねます。
営業担当「互助様、考え方を少し変えてみましょう。突然ですが、人類の歴史で、葬儀がいつ頃から営まれていたかをご存知ですか?」
おじいちゃん「うーん、今まで考えたこともなかったが、人間がいつか死ぬというのは昔から変わらないからなぁ。相当、昔からあったんじゃないだろうか?」
営業担当「はい。仰るとおり、相当昔からあったと考えられています」
営業担当は最初に葬儀の歴史から話し始めました。(つづく)